決算から確定申告の流れ
ここでは決算から確定申告までの流れを簡単に説明したいと思います。
まず試算表を作成し借方、貸方の金額が一致しているかどうかをチェックします。試算表は総勘定元帳の勘定科目をすべて書きだし、合計金額と残高を表にしたものです。
試算表(しさんひょう)
試算表は総勘定元帳の勘定科目をすべて書きだし、残高や合計金額を表にしたものです。試算表を作成することで借方・貸方の金額が一致しているかを調べることができますので、仕訳や集計ミスがないかを発見するのに役立ちます。
精算表(せいさんひょう)
精算表(せいさんひょう)は試算表に決算整理仕訳で加わる記載欄(減価償却費、貸倒引当金など)と決算書の利益欄を追加して、貸借対照表と損益計算書の集計欄を設けたものです。
減価償却とは
減価償却とは建物、車、パソコンなど固定資産を購入した場合、資産としての価値を数字で算出することをいいます。
減価償却の計算方法
12月の会期末になると減価償却の決算仕訳を行います。
減価償却の計算方法には定額法と定率法があります。定額法は毎年一定額を償却する方法です。定率法は初年度の償却費が最も多く、次第に減っていくという償却方法です。ここではその計算方法について詳しく説明したいと思います。
貸倒引当金の決算仕訳
貸倒引当金とは売掛金や受取手形、貸付金など(誰かに支払ってもらう予定のお金)が回収できないような場合を想定して期末にその金額の5.5%以下を『貸倒引当金』として必要経費として計上するというものです。
貸倒引当金(かしだおれひきあてきん)の計算は決算整理仕訳(決算仕訳)のときに行われます。
按分(あんぶん)
按分(あんぶん)とは光熱費や通信費などの支払い分で自宅用と仕事用が含まれている場合、仕事で使っている比率をだし必要経費を計算することをいいます。個人事業主の場合、自宅と事務所を兼用していれば家事按分する必要のあるものが多くなります。
主に按分されるもの
地代家賃、月極駐車場代、水道光熱費、車両費、通信費など
按分する方法には毎月按分して必要経費を計算する方法と、決算時にまとめて按分する方法があります。毎月かかる費用に関して(地代家賃、水道光熱費、通信費など)は会期末に決算仕訳でまとめて按分するほうが作業時間が少なくなり効率的だと思います。
ただ、毎月集計表や損益計算書をきっちり出したい場合(純粋な費用をしりたい場合)はその都度按分し仕訳する必要があります。
