試算表 概略図

試算表は総勘定元帳の勘定科目をすべて書きだし、残高や合計金額を表にしたものです。
試算表を作成することで借方・貸方の金額が一致しているかを調べることができますので、仕訳や集計ミスがないかを発見するのに役立ちます。

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試算表の作成・作り方

試算表は決算書を作る前の準備段階での作成となります。今までつけてきた帳簿に間違いがないかを確認するために、勘定科目ごとの残高と貸借の合計金額を集計していきます。

では具体的に試算表の作り方を見ていきましょう。

まず、総勘定元帳より利用している勘定科目をすべて書き出します。
次に各勘定科目の合計金額(借方・貸方)と残高を試算表に転記していきます。

現金元帳

上の画像は総勘定元帳の「現金」です。現金の①借方の合計金額、②貸方の合計金額、③残高を転記します。

試算表 拡大

上の画像は試算表です。現金を転記したところです。現金は資産ですので「借方」の勘定科目になりますので、残高も「借方」に記入します。

その他の勘定科目も本来のポジション(貸借)を意識して間違えないように転記していきます

そして、すべての借方・貸方の残高と合計の金額が一致しているかを確認をします。

試算表 概略図

この時試算表の貸借の金額が一致していなければどこかでミスをしているということが分かりますので、帳簿をもう一度調べてみましょう。

試算表にミスがなければ試算表に決算整理を加えた精算表の作成へと移ります。