元入金の仕訳方法

元入金とは事業のために準備している出資金のことで個人事業主特有の言葉です。
会社でいえば資本金にあたります。

では個人事業主の場合、会期初め(期首)にどのように元入金を計算すればいいのでしょうか?
ここでは、元入金の計算方法や仕訳方法について書いてみたいと思います。

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資産合計から負債合計を差し引いた金額が元入金になります。

●資産
現金、預貯金、売掛金、他人振出小切手、固定資産など

●負債
買掛金、未払金、預り金、借入金など

開業当初の元入金の仕訳

まず初年度開業した場合や、白色申告から青色申告に変更をした場合、会期の始めに現金や預金残高、負債などを計算します。

そして個人事業主の場合元入金を使って次のように仕訳をします。

借方 貸方 ポイント
現金 50,000 元入金 50,000 仕訳は開業日の日付で
普通預金 100,000 元入金 100,000 仕訳は開業日の日付で
売掛金 500,000 元入金 500,000 仕訳は開業日の日付で
元入金 10,000 未払金 10,000 仕訳は開業日の日付で
普通預金 500,000 借入金 500,000 仕訳は開業日の日付で
工具器具備品 500,000 事業主借 500,000 仕訳は開業日の日付で

会計ソフトを使う場合は開業時は仕訳は入力せずに「導入設定」や「科目残高入力」などの設定画面で各勘定科目の残高を入力するだけです。

パソコン、車両など固定資産がある場合は減価償却をし期首残高を計算しなければなりません。
期首残高も「導入設定」や「科目残高入力」などの設定画面で入力します。