精算表(せいさんひょう)は試算表に決算整理仕訳で加わる記載欄(減価償却費、貸倒引当金など)と決算書の利益欄を追加して、貸借対照表と損益計算書の集計欄を設けたものです。
つまり、最終的に精算表の貸借対照表と損益計算書の集計内容が決算書に転記されるという事になります。
決算整理仕訳では減価償却費、貸倒引当金、按分、繰延資産の計上、棚卸などがあります。
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精算表の作り方
では精算表の作り方を詳しく見ていきましょう。
①まず、試算表の集計内容をそのまま精算表に転記していきます。
②つぎに減価償却、按分、貸倒引当金などの決算整理仕訳の内容を追加していきます。
たとえば、工具器具備品に50,000円の減価償却があった場合、決算整理の工具器具備品の欄(貸方)に50,000、決算整理の減価償却の欄(借方)に50,000と記入します。
借 方 | 貸 方 |
減価償却 50,000 | 工具器具備品 50,000 |
③②で決算整理仕訳があった勘定科目については再度残高を計算し、貸借対照表、損益計算書の勘定科目の欄に転記していきます。
精算表の表(減価償却を転記したところ)