支払手数料の仕訳をわかりやすく!

支払手数料は銀行や郵便局などの金融機関でお金を振り込みした時にかかる振り込み手数料や弁護士、税理などの専門家に支払う報酬に対して使う勘定科目です。

スポンサーリンク

支払手数料に含まれるもの(内訳・内容)

銀行や郵貯銀行の振込手数料、為替手数料、弁護士・税理士・社労士・司法書士・経営コンサルタントなどに支払う報酬、クレジットカード売上手数料、フランチャイズ加盟手数料(ロイヤリティ)、ネットショップ出店費用(楽天市場・ラインモールなど)、キャンセル料、解約手数料など

こんな時はどうする?支払手数料でよくある仕訳例

例1)銀行などの振込手数料を当方が負担する場合の仕訳
●商品の売上が10,000円あがり、支払は銀行振込になった。相手方との取り決めで、振込手数料は当方が支払うことになっているので、手数料216円が引かれた9,784円が入金された。

借方 貸方
売掛金 10,000 売上 10,000
普通預金 9,784
支払手数料 216
売掛金 10,000

例2)銀行などの振込手数料を先方(相手)が負担してくれた場合の仕訳
●仕入れを買掛で10万円分した。銀行手数料(432円)は先方負担の取り決めとなっている。

借方 貸方
買掛金 100,000 現金 100,000

※買掛金の中に支払手数料432円も含まれているが、先方負担なので買掛金に支払手数料を含めた100,000で仕訳をする。

例3)税理士に報酬150,000を支払して、同時に源泉徴収(10.21%=15,315円)を行った場合

借方 貸方
支払手数料 150,000 現金 134,685
預り金 15,315

例4)売上20万円があがり、購入者はクレジットカードで支払をした。クレジットカード手数料は売上金額の5%=10,000である。

借方 貸方
売掛金 200,000 売上 200,000
支払手数料 10,000 売掛金 10,000