旅費交通費の仕訳をわかりやすく!

旅費交通費(りょひこうつうひ)は従業員の通勤にかかる費用や、ビジネス関連の会議出席のために交通機関を利用した場合の交通費、宿泊費などに使う勘定科目です。

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旅費交通費に含まれる経費

電車やバスなどの通勤定期券、通勤手当、電車代、バス代、タクシー代、高速料金(ETC含む)、ガソリン代、(出張先まで、出張先での)レンタカー代、コインパーキング、駐車場代(短時間)、Suica、ICOCA、PASMOのチャージ代、空港使用料、ホテルなどの宿泊費、出張費、ウイークリーマンション代、航空券、出張日当、出張先の食事や滞在費など

交通費は領収書が発行されない事が多いので、それに代わるものを自分で用意します。
出金伝票でもかまいません。
用紙には「日付」「用件」「乗車区間」「料金」などを記入しておきましょう。

旅費交通費に含まれないもの

旅費交通費の勘定科目を使ったらよいのか迷うもの、間違えやすいものをまとめてみました。

  • 1ヶ月以上借りているレンタカー代 →「賃借料」
  • 「車両費」の勘定科目を設けている場合のガソリン代 →「車両費」
    ※会社の取り決めを確認してください。
  • マンスリーマンションなど長期の利用料 →「地代家賃」
    ※会社の取り決めを確認してください。

※勘定科目を何を使うかは会社の裁量にまかされていますので、事前に何の科目を使っているのかを確認するようにしましょう。

旅費交通費の仕訳例

例1)仕事の打ち合わせで大阪まで行き、交通費2,000円を現金で支払った場合の仕訳例
  
 旅費交通費 2,000 / 現金 2,000

例2)従業員の出張費を現金で2万円支払った。何に使ったのか明細がわかるのは出張先から帰ってからだ。

仮払金 20,000/現金 20,000